明治安田生命保険は27日、公的医療保険でカバーされない自己負担部分を原則全額支払う新型の入院医療保険を5月26日から販売すると発表した。支払額の計算を公的医療保険の領収書に完全に連動させる形で、大手生保では初めて。支払額計算の複雑さが保険金不払い問題の一因となったが、簡略化によって消費者に分かりやすい商品を目指す。
これまでの多くの民間医療保険は、
契約者から提出された診断書をもとに、保険会社が一つ一つ手術の有無や病気の種類などを精査して支払額を計算してきた。ただ、こうした複雑な計算方法は契約者にはわかりにくく、請求漏れなどが多発した。
新商品は公的医療保険が対象とする入院中の治療行為では、
領収書に記載された自己負担額(通常3割)を原則、全額支払う。契約者にとっては受け取れる保険金額が予測しやすくなる。ただし、従来の商品の方が、実際の治療費より保険金を多く受け取れる場合もあるという。
一方、明治安田にとっては、
保険金計算にかかる経費を減らせる利点がある半面、保険金の支払額の予想について、これまでのノウハウが使えない難点がある。また、「保険料を変えにくい長期の保険契約で、全額保障を約束する商品はリスクが大きい」(他の生保大手)との声もあり、他社が追随するかは微妙だ。
2009年04月27日時点の記事です
